大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:水象-7

環境項目 水象 技術等の種類 調査
技術等の名称 ワン・ライン(1-Line)モデル
技術等の概要  海岸線変化として、沿岸方向の漂砂量の収支を基本として、沿岸方向の汀線の変化を予測するモデル。
 モデルは以下の3つのサブモデルにより構成され、フローに示す計算を繰り返す。

fig_01.gif (3042 バイト)

 なお、同モデルを拡張し、複数の等深線の位置を計算することにより、擬似的に平面的な地形変化を計算するn-Lineモデルもある。

調査・予測の
必要条件
砕波諸元
適用範囲  沿岸漂砂の遮断や供給源の減少に伴う広域的かつ長期的な海浜の土砂収支については十分な精度を有している。しかし、

岸沖漂砂は長期的には釣り合っている。
断面地形は漂砂帯内において初期断面地形と平行に変化する。
という仮定をおいているため、
岸沖方向の漂砂移動
離岸堤や防波堤など沖合での砕波が生じる場合のこれらの構造物の影響などは考慮されない。
課題  
参考文献 土木学会海岸工学委員会研究現況レビュー小委員会(1998)漂砂環境の創造に向けて.丸善、東京、pp359.
備考 計算時間が比較的短いため、実用的なモデルとして多用されている。

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