環境項目 | 水質 | 技術等の種類 | 予測 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
技術等の名称 | 自然浄化効果のモデル化 (藻場生産力予測シミュレーションモデル) |
||||||||||||||||
技術等の概要 | 藻場は、水産動植物の生息繁殖に重要な役割を持ち、海洋土木の分野では藻場の造成技術開発が積極的に進められ、生息環境を考慮した藻場生産力予測モデルの開発も進展が著しい。 水質等の生息環境を考慮した藻場生産力モデルの開発は、水質モデルへの藻場の影響を考慮することが可能となる。 本モデルは、流速および水温・栄養塩と藻類生産量との関係をモデル化したものである。
|
||||||||||||||||
調査・予測の 必要条件 |
・地形条件:水深等 ・波浪条件 ・流況条件:波浪条件より推算 ・水質条件:水温・栄養塩(硝酸態窒素)分布 ・藻場分布:海藻被度分布、動物分布等 ・藻類群落のモデルパラメータ
|
||||||||||||||||
課題 | ・基質の傾斜等の形状の違いを反映させること ・栄養塩、ウニ等の捕食動物の分布状況についてのデータの蓄積 ・検証海域を増やすこと ・異なる藻類の場合のモデルの構築に要するパラメータ類の知見の取得 |
||||||||||||||||
参考文献 | 桑原伸司・佐々木秀郎・北原繁志・松山恵二・清野克徳・谷野賢二(1998)藻場生産力予測シミュレーションモデルの開発.海岸工学論文集、45、1101-1105.
桑原伸司・松山恵二・竹田義則・北原繁志・清野克徳・金川均・谷野賢二(1999)藻場生産力予測シミュレーションモデルの開発(第2法).海岸工学論文集、46、1156-1160. |
||||||||||||||||
備考 | カジメ群落の生産速度モデルの開発例 ・陸上植物の群落光合成理論を発展させたモデル ・光と温度の関数で表現する。濁りおよび温度変化の解析が可能 (資料) |