大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:振動-3

環境項目 振動 技術等の種類 予測
技術等の名称 回帰式による予測方法(地下鉄)
技術等の概要  トンネルからの距離(X)、トンネル重量(Y)、走行速度(Z)の各々の基準値に対する増減による振動レベルの増減を、軌道別の振動レベルの基準値Kに加えて、地表振動の予測値を求める方法である。
 帝都高速度交通営団の提案式であるが、事例調査結果を用いて、K、X0、Y0、Z0を回帰分析より求め援用して用いられている。

予測の基本式:

L=K-AlogX/X0-24logY/Y0+20logZ/Z0

A:地盤条件による決まる定数
L:鉄道振動レベル(dB)
X:トンネルから予測地点までの距離
Y:1m当たりのトンネル重量(t/m)
Z:走行速度(km/時)

調査・予測の
必要条件
トンネル重量、走行速度、地盤性状等
適用範囲 ・地下鉄トンネル近傍の地表振動レベルの予測。
・東京と近辺の一般的地盤を対象としたものである。
課題 ・他地域で用いる場合は、その適用の妥当性を検証する必要がある。
(特に土質が明白に異なる場合の使用は基本式の検証を要する。)
参考とした
文献・資料
(社)日本騒音制御工学会・研究部会(1997)環境振動予測手法の現状と適用事例

営団7号線環境影響評価書

都営12号線 新宿・練馬間及び環状部環境影響評価書

備考

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