大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:騒音-7

環境項目 騒音 技術等の種類 予測
技術等の名称 発破騒音予測及び評価
[1]実測による推定式
[2]重回帰式による発破音の予測
[3]類似事例による予測
技術等の概要 [1]換算距離(相似距離)を用いる音圧・騒音レベルの予測方法
 既存の実測データである音圧レベル・騒音レベルを換算距離(m/kg1/3)との関係で整理し、回帰式を求めて予測に用いる方法。

[2]現場計測結果の考察による音圧レベル・騒音レベルの予測方法
 発破現場の諸要因も考慮に入れ、発破条件の関係で整理する方法。
 ベンチ発破からの発生音の統計的予測式として以下の式が示されている。
 重回帰分析により、p、a、b、n、cの各係数を求める。

fig_04.gif (3392 バイト)

[3]類似事例による予測方法
 類似発破条件における実測結果から予測する。

調査・予測の
必要条件
・発破の諸条件
 薬量、段当たり薬量、ベンチ面積等
なお、[2]、[3]の場合は、類似地形及び類似発破条件(薬量、ベンチ面積、岩区分等)での多点による実測調査が必要
適用範囲
課題 ・[1]の方法では、データにばらつきが大きく、発破方法、地表面及び地形別のデータの蓄積が必要と考える。
・[2]の方法では、データの十分な蓄積のもと、汎用的に用いられるための諸係数の設定が必要である。
・[3]の場合は、発破条件等の類似性の確認が必要である。
・衝撃性騒音の評価を行なう場合の指標の検討が必要である。
参考とした
文献・資料
(社)日本騒音制御工学会技術部会・低周波音分科会(1996)発破による音と振動.山海堂、東京、pp307.
備考

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