大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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第5章 大気質技術シート

登録番号:大気質-19

環境項目 大気質 技術等の種類 予測
技術等の名称 建設機械の稼動に伴う粉じんの予測

(建設省土研モデル(仮称))
技術等の概要  建設機械の稼動に伴う降下ばいじん発生及び拡散に係る既存データ(実測データ)から統計的手法(回帰予測モデル)により求められた計算式による予測方法である。基本式はプルーム式より算出されたものである。

予測の基本式:

fig_03.gif (199 バイト)

ここで、d(x) :x(m)地点の地上高さ1.5mにおける降下ばいじん量(t/Km2/日)
:1ユニットの一日当たりの降下ばいじんの発生量を表す係数
:平均風速(m/秒)
:風速の影響を表す係数(=1)
:降下ばいじんの距離減衰(鉛直方向の拡散)を表す係数
:風向に沿った風下距離(m)
調査・予測の
必要条件
(1)気象条件
 季節別・時刻別風向風速、風向別出現頻度

(2)排出源条件
 工種別の主な建設機械の組合わせ(ユニット)、ユニットの数
適用範囲 ・平坦部による予測
・予測対象の汚染物質は降下ばいじんである。
・降下ばいじんの再巻き上げは考慮しない。
・含水比等の発生に影響を及ぼす要因は考慮しない。
課題 ・計算に必要な係数等のデータ蓄積が必要である。
・今後のデータの蓄積及び解析による水平方向・鉛直方向の拡散係数の設定からプルーム式による計算が可能と考えられる。
参考となる
文献・資料
河川事業環境影響評価研究会(1999)ダム事業における環境影響評価の考え方.
備考

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