大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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第5章 大気質技術シート

登録番号:大気質-16

環境項目 大気質 技術等の種類 予測
技術等の名称 サットン式
技術等の概要  有風時のプルーム式の拡散幅σy、σzを風下距離xの関数として与え、地表濃度を求めるもので、同式により求めた最大着地濃度が硫黄酸化物のK値規制に用いられている。

サットン式は以下の通り。

fig_02.gif (1424 バイト)

  ここで、Cy,Cz,nは、サットンの拡散パラメータを示す定数として大気の状態毎に定められている。
調査・予測の
必要条件
煙突高、口径、断面積
排出ガス量、吐出速度、温度
汚染物質量
適用範囲  煙突からの排出を対象に、風下主軸方向の着地濃度を求める。なお、サットンのパラメータCy,Cz,nの評価時間は数分間程度であり、1時間値の推定にサットンのパラメータを直接用いるには問題がある。
課題
参考となる
文献・資料
(財)全国建設研修センター(1988)昭和63年度環境アセスメント研修テキスト(環境アセスメントにおける大気調査の技法).
(社)産業公害防止協会(1994)公害防止の技術と法規 大気編.(社)産業環境管理協会、東京、pp662.
環境庁大気保全局大気規制課(1985)硫黄酸化物総量規制マニュアル.公害研究対策センター、pp138.
備考

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