大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:温室効果ガス-6

環境項目 温室効果ガス等 技術等の種類 予測
技術等の名称 PRTRパイロット事業における推計方法(移動源)
技術の内容  自動車等の移動発生源からの有害化学物質の排出量を算出する。

 <自動車の場合>

 自動車からの排出量は、一般に次式で推計することができる。

 [排出量(mg)]=[車種別排出係(mg/km)]×[走行距離(km)]

表1 自動車におけるベンゼンの排出係数

fig_02.gif (2926 バイト)

 他の排出源及び有害化学物質の排出係数については参考文献を参照のこと。

調査・予測の
必要条件
 
適用範囲 ・発生源:自動車、二輪車、船舶、鉄道、航空機
・対象物質(自動車):ベンゼン、アセトアルデヒド、キシレン類、1,3-ブタジエン、ホルムアルデヒド、エチルベンゼン、ベンゾ[a]ピレン
課題 排出係数は規制適合車を対象としており、必ずしも現状の車種構成を代表していない。
参考とした
文献・資料
環境庁環境保健部環境安全課(1999)平成10年度PRTRパイロット事業報告書.
環境庁(1999)PRTRパイロット事業排出量推計マニュアル(平成11年度版).
備考 ・今後の排出ガス規制の強化に伴い、各車種とも排出係数が変化することが見込まれ、排出係数等は適宜更新されると考えられる。

・固定源からの排出量推計については、「PRTRパイロット事業排出量推計マニュアル(平成11年度版)」を参照。

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