大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:水質-16

環境項目 水質・水象 技術等の種類 予測
技術等の名称 3次元数値モデル
(河川水影響下における温排水拡散予測手法(表層放水))
技術等の概要  河川水が表層に広がり密度成層場が形成される海域では、温排水が中層に潜り込むなど、一様な密度の海域とは大きく異なり、3次元的な拡散挙動を示すことが明らかになっている。
 本モデルは、この様な河川水の影響のある海域についても温排水の拡散を精度よく予測するために、温排水の拡散挙動に重要な役割を果たす鉛直渦動粘性係数および拡散係数を水理実験結果から求めた実験式を用いて算定を行う。実海域(2海域)への適用結果は良好であった。
調査・予測の
必要条件
・地形、構造物形状条件
・流入河川水量等
・海域の水温・塩分分布
・流動条件(潮流)
・温排水の水温・流速条件等
適用範囲 河口などの淡水が流入し、密度成層が形成される海域
温排水の表層放水方式
予測項目:温排水の拡散予測
課題 検証海域を多くする。
潮汐の水位変動の大きい海象条件下への適用。
参考文献 水鳥雅文・仲敷憲和(1990)河川水影響下における温排水拡散予測手法の開発.電力中央研究所報告書(U90026).

仲敷憲和・水鳥雅文(1990)温排水と河川水の境界面における熱塩拡散特性.電力中央研究所報告書(U90025).

備考  

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