大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:低周波音-4

環境項目 低周波音 技術等の種類 評価
技術等の名称 低周波音の評価値(目安)
技術等の概要  低周波音の評価指針値については、感覚的、睡眠影響、物理的影響及び圧迫感・振動感についてそれぞれの領域に関して検討する必要がある。表-1に低周波の領域とそれぞれの影響について概要を示す。このような基本的な知見から、最近では、下記のような評価方法が提案され検討されている。(表-2)

[1] 低周波音の感覚及び睡眠への影響に関する評価として、G特性音圧レベル(ISO7196/1995)を測定し、100dB(G)を超えるか超えないかで、その影響を評価しようとするものである。G特性は、感覚閾値に基いた特性で10Hzを0dBとして20Hzにピークを持ち低音域側は-12dB/oct、高音域側では-24dB/octの減衰となっているものである。
[2] 低周波音による建具等のがたつきに関する評価として、1/3オクターブバンド幅で周波数分析(1/3オクターブバンド中心周波数5~50Hz)して、評価指針値と比較して評価を行なう。指針値は検討中である。
[3] 低周波音による圧迫感・振動感に関する評価として、1/3オクターブバンド幅で周波数分析(1/3オクターブバンド中心周波数5~50Hz)して、評価指針値と比較して評価を行なう。指針値は検討中である。
調査・予測の
必要条件
適用範囲
課題
参考とした
文献・資料
教育編集委員会(2000)平成11年度 環境アセスメント部門別研修会テキスト(I) 大気環境.(社)日本環境アセスメント協会.

井上保雄(1999)低周波音の実態と対策.騒音制御、23(5)、311-318.

備考  

添付資料-1

表-1 低周波音の領域

fig_03.gif (36535 バイト)

 

表-2 低周波音の評価値(目安)とG特性周波数補正値

fig_04.gif (7987 バイト)

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