大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:騒音-9

環境項目 騒音 技術等の種類 予測
技術等の名称 航空機騒音の予測式:加重等価感覚騒音レベルWECPNL
技術等の概要  米国連邦航空局(FAA)が提案した航空機騒音予測モデル(INM:Integrated Noise Model)はEPNL(実効感覚騒音レベル)とスラントディスタンス(航空機から受音点までの最短距離)とで整理された騒音距離減衰のデータベース(以下、騒音基礎データという)を基に計算するものであるが、そのままでは国内に適用できない。
 本予測手法は、このINMの騒音基礎データを「航空機騒音に係る環境基準」に定めるWECPNL算出式に対応させるために、EPNLを騒音ピークレベルdB(A)に換算した騒音基礎データを用いてWECPNLを計算する方法である。
 WECPNLの予測式は、「航空機騒音に係る環境基準について」に示される計算式を用いる。(添付資料-1参照)
調査・予測の
必要条件
・騒音基礎データ(騒音ピークレベル-スラントディスタンス)
・飛行プロフィル
・離着陸回数
適用範囲
課題
参考とした
文献・資料
宇田浩三・渡辺正己(1987)関西国際空港における航空機騒音の予測.騒音制御、 11(2)、83-86.

(社)環境技術科学センター(1999)環境アセスメントの技術.中央法規出版、東京、pp1018.

東京都(1998)環境影響評価書 大島空港拡張整備事業.

備考

添付資料-1

[1]WECPNLの予測手順

 

fig_08.gif (5115 バイト)

図 WECPNLの予測手順

 

添付資料-2

[2]スラントディスタンス-騒音レベル曲線(騒音基礎データの例)(B747-LR)

fig_09.gif (17706 バイト)

 

[3]離陸プロフィルの例(B747-LR)

    fig_10.gif (9460 バイト)

[4]着陸プロフィルの例

fig_11.gif (7315 バイト)

出典:宇田川・渡辺(1987)

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