大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)TOPへ戻る

第5章 悪臭シート

登録番号:悪臭-1

環境項目 悪臭 技術等の種類 調査
技術等の名称 臭気センサー
技術等の概要  嗅覚測定法による測定(官能試験)は、ヒトの嗅覚に頼るため、嗅力差や体調などによる誤差や、連続測定が難しいなどの難点がある。
 このため、臭気測定のための臭気センサーが開発されつつあり、現場などで簡便に測定できるなどの利点がある。
 一方臭気センサーの指示値は臭気物質の種類によってはヒトの嗅覚とは大きく異なる感度特性を示すことがあるため、官能試験結果とセンサーの指示値の相関関係を検討した上で用いる必要がある。
調査・予測の
必要条件
 
適用範囲  
課題  官能試験結果と臭気センサーの指示値は、臭気の種類毎あるいはセンサーの種類に異なるため、臭気質毎に相関関係を求める必要がある。
 アンモニアについては、臭気センサーの感度が低い上にセンサー指示値を下げる作用があり、また低級脂肪酸では臭気センサーの検出下限値より嗅覚閾値が著しく低いため、官能試験結果とセンサー指示値は特に大きく異なる。
参考となる
文献・資料
房家正博・雨谷敬史・松下秀鶴(1998)臭気センサーによる複合臭気の評価手法の検討(I).大気環境学会誌、33(5)、297-305.

房家正博・雨谷敬史・松下秀鶴・相馬光之(1999)臭気センサーによる複合臭気の評価手法の検討(II).大気環境学会誌、34(1)、17-24.

備考  

前ページへ 次ページへ