環境項目 | 大気質 | 技術等の種類 | 予測 |
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技術等の名称 | ダイオキシン類濃度の予測 | ||
技術等の概要 | (1)ごみ焼却施設の煙突から排出されたダイオキシン類の拡散の状況をシミュレーションすることにより、年平均レベルの最大着地濃度及び発生距離を予測する。(2)ゴミ焼却施設から排出されるダイオキシン類が、ガス状態及び粒子状物質に付着した状態で存在する報告があり、粒子状物質状態での拡散予測を行う。 | ||
調査・予測の 必要条件 |
(1)拡散計算モデル プルーム・パフモデル(窒素酸化物総量規制マニュアル〔改訂版〕) (2)気象条件 時間別風向風速、日射量、放射収支量 (3)発生源条件 排ガス量、排ガス温度、排出口高さ、吐出速度(18m/秒に設定)、排出ダイオキシン類の濃度(既存焼却施設の実態調査より設定) (4)その他 [1]ダウンウオッシュの考慮 煙突頭頂部の風速が吐出速度の1/2以上になる場合は、煙突本体のダウンウオッシュを考慮する。 [2]重力沈降の考慮 粒子状物質状態での拡散予測では、重力沈降を考慮した拡散モデルを採用する。なお、粒子状物質の粒径は20μm*に設定。 [3]非定常状態での排出源条件の設定 粒子状物資の粒径20μm:ばいじん処理後の排ガス中の粒子状物質の粒径はほとんどが20μm以下であることより設定 |
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適用範囲 | ・平坦部における予測・重力沈降を考慮する場合は、ばいじんへの吸着及び粒子状物質の凝集は考慮しない。 | ||
課題 | ・発生源原単位に関して今後のデータの集積を踏まえて整備が望まれる。 | ||
参考となる 文献・資料 |
環境庁大気保全局大気規制課(1995)窒素酸化物総量規制マニュアル〔改訂版〕.公害研究対策センター、東京、pp409・ 環境庁ダイオキシンリスク評価検討会(1998)ダイオキシンリスク評価検討会 報告書.都市と廃棄物、28(6)、52-59・ | ||
参考となる 文献・資料 |
・複数の炉形式について沈降を考慮した予測を行った結果、沈降を考慮した場合における年平均最大着地濃度の増加は3~6%と考えられ、排ガス中の粒子状物質粒径のほとんどは予測条件として与えた20μmより小さいことを考慮すると、ガス状物質として拡散予測を行っても大きな誤差はないと考えられた。・準連続やバッチ形式処理の場合、炉の立ち上げ時、埋火時において高濃度のダイオキシン類が排出される。そのような非定常状態での予測の結果、年平均値への影響は10%程度であった。 |