大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術検討会中間報告書
大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(I)<スコーピングの進め方>(平成12年8月)

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技術シート 登録番号:日照阻害-1

環境項目 日照阻害 技術等の種類 予測
技術等の名称 天空図・天空写真を用いた日照検討
技術等の概要  主要な地点の日影の変化の程度の予測手法として、その地点における現況天空図を作成もしくは現況天空写真を撮影し、計画建築物の射影を合成した天空図又は天空写真を作成し、冬至・夏至・春秋分等の日の太陽軌道と比較する方法。

天空図、天空写真は、ある観測点に関し建築物と太陽の運行の軌道を射影した図で、その地点における日照のある時刻・時間数及び日影になる時刻・時間数が分かる。また、太陽の軌道は冬至・夏至・春秋分等の調べたい日等の何種類かを一枚の図上または写真上に同時に描き込めるので、年間を通しての日照あるいは日影の状況を知ることができる。
調査・予測の
必要条件
・真北方向
・計画地の緯度・経度
・用途地域
・天空写真撮影の場合は、魚眼レンズの射影方式
・太陽軌道の射影方式を同じにする
・計画建築物の形状、配置、高さ等
適用範囲 ・天空図及び天空写真の検討点の高さは地上1.5m又は4mとする。
・予測対象時間帯は8時~16時が一般的
課題 ・日照時間や日影時間の増減を年間を通じて理解することができるが、その評価基準は明確ではない。
参考とした
文献・資料
東京都(1988)東京都環境影響評価技術指針関係資料集.
備考

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