平成12年度 第1回水環境分科会
資料7

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技術シート

登録番号:土壌-1

環境項目

土壌

技術等

の種類

調査・予測

評価・その他

技術等の名称

簡易土壌調査法

技術等の概要

土壌サンプラーをガソリンエンジン付き動力ハンマーで打ち込み、不攪乱土壌試料や土壌ガスを採取する。採取した土壌試料は、トリクロロエチエレンなどの揮発性有機化合物であればPIDガスクロや検知管を用いて、現場で汚染状況の溶出濃度を簡易に調べることができる。

調査・予測の必要条件

浅い不攪乱試料の採取であれば、2名程度が作業できる面積、高さ3m程度のスペースが必要。
 コンクリート等の床面は、別途カッターで小孔掘削が必要。

適用範囲

 

 

 

対象物質:重金属(Cd、Pb、As、Se等)、無機化合物(シアン等)、還元性無機化合物(Cr6+等)揮発性有機化合物(ジクロロメタン、四塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレン、1,1,1-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等)、難揮発性有機化合物(PCB等)、揮発性炭化水素(ベンゼン等)、農薬(有機燐化合物、1,3-ジクロロプロペン、チウラム、シマジン、チオベンカルブ等)

地  質:N値が15(砂礫を含まない)以下の土壌であれば採取可(但し15m以浅)。

課題

N値が15以上の砂礫あるいは砂礫混じりの土壌には不適。
騒音は直近で95dB程度ある。
液状物質の場合には、不攪乱試料採取時に逃がす可能性がある。
粘土など不透水層を打ち抜くと、浅い土壌・地下水汚染では汚染物質を深層にまで侵入させる可能性がある。

参考とした文献・資料

「土壌・地下水汚染に係る調査・対策指針および運用基準」 環境庁水質保全局(発行:社団法人 土壌環境センター)

環境と測定技術Vol.24 No.9 1997 社団法人 日本環境測定分析協会

備考

孔の大きさによるが、試料の採取孔は土壌ガス吸引井や観測井として使用可。

技術の内容の説明資料 あり・なし 事例 あり・なし

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