平成13年度 第1回総合小委員会

資料2

●作業上の課題およびご意見をいただきたい事項について

※資料(統合版報告書(仮称)ドラフト)は作業途中のものであるため、表現のこなれていない部分が多く残されております。今回の検討では、構造や記述内容の概要を中心に見ていただくこととし、『てにをは』などの修正は今後の課題とさせていただきます。

※資料(同)は検討会報告書I~IIIを再構成したものとなっております。そのため、事例などの引用のされ方が報告書とは異なる場合もございます。報告書とは独立した『本』として理解しやすいものとなっているかという観点からご覧下さい。

◇全体
・生態系アセスメントの流れを理解しやすい構造となっているか。
・強調すべき重要なテーマは何か。また、それが分かりやすく示されているか。

◇第I部
・生態系アセスメントの考え方と作業の大まかな手順が分かりやすく示されているか。
・共通事項としてふさわしい内容となっているか。
・用いられている図表は共通事項にふさわしいものとなっているか。
・記述すべき重要な事項が抜け落ちていないか。

◇第II部
・個別の項目(陸、陸水、海)での留意事項が分かりやすく示されているか。
・第I部の各事項の参照記事としてふさわしいものになっているか。
・「地域特性の把握」「生態系の機能に関する調査」「基盤環境と生物群集の調査」「注目種の調査」「環境保全措置」などの解説にもちいた事例は分かりやすく示されているか。
・記述すべき重要な事項が抜け落ちていないか。

◇第III部:作成中(第I、II部で取り扱わなかった図表類を中心に構成する予定)

◇用語集
・「生態系アセスメント」として特に解説すべき用語は何か。

◇参考文献
・「生態系アセスメント」を進める上で必ず参照すべき文献で、抜けているものがないか。
 

はじめに

 環境影響評価とは、事業者が事業の実施による環境影響について自ら適正に調査・予測・評価を行い、その結果に基づいて環境保全措置を検討することなどにより、その事業計画を環境保全上より望ましいものとしていく仕組みである。
 環境影響評価法は、環境基本法を受けて持続可能な開発を基本理念として制定されたものであり、従来の閣議決定に基づく環境影響評価とは異なる、新しい評価の考え方や早期の段階からの手続(スコーピング)など新しい手続が導入されている。

(文章追加作成)

本書の使い方と構造

 本書は、マニュアル的な記述でなく、考え方、留意点を中心に整理してある。
 アセス関係者(さまざまな主体)を対象としている。
 本書は、アセス法施行以降、環境影響評価のいっそうの充実が求められている、新項目「生態系」、「ふれあい」の調査・予測・評価の考え方、手法例を示し、指針を与えることを目的としている。
 本書の構造は、環境影響評価に際して検討すべき項目を実施手順に従って並べ、陸域、海域、陸水域生態系別の留意点、実施の例示や、本文理解の一助となる重要な項目を参照項目としてまとめ、また、巻末に重要な用語の解説を示した。

(本体完成後作成)













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