環境保全措置の内容
2.動物・植物(水生生物):存在・供用
・ | 環境保全措置としては下記のとおりである。 | |
1) | 空港島形状のさらなる曲線化 | |
2) | 捨石式緩傾斜堤護岸における岩礁性藻場の創出 | |
・ | 効果については下記のとおり想定 | |
1) | 空港島のさらなる曲線化により、流速の低下範囲を小さくでき、その結果、停滞域の発生を小さくできると考える。 | |
2) | 空港島と対岸部に挟まれた海域を広くし、常滑沖の南下流をできるだけ妨げないようにすることにより、初期発育段階の生物の輸送機能の低下の軽減と稚仔の生育場として重要なアマモ場や干潟の環境が保たれ、海域生物に及ぼす影響の低減が図られるものと考える。 | |
3) | 岩礁性藻類の生育基盤を造成・創出することで、海域生物の産卵場、育成場として利用できるようになり、多様な生息空間になることが期待できる。 |
図2 環境に配慮した護岸構造