環境保全措置の内容
図3 緩傾斜石積護岸(A護岸)の断面イメージ図
環境保全措置の効果
1.藻類着生調査
◎試験結果 魚礁効果の向上に欠かせない大型海藻を繁茂させるため、人工種付・培養した人工種苗を移植した。移植対象種は、ガラモ場(魚介類の産卵場・幼稚仔の保育場)、コンブ目海藻の海中林(アワビ、サザエ等の藻食性動物の餌場)とした。 |
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・ | ワカメ:毎年繁殖期の冬~春季に再生産を行い、平成5年には第6世代が出現 |
・ | クロメ:比較的安定 |
・ | ホンダワラ類(アカモク、ヤツマタモク :アカモクは何かの理由で脱落して平成4年度以降は未確認。ヤツマタモクは順調に成長 |
・ | カジメ:順調に成長。移植後満1年で成熟・再生産したことによる密度の増加と新芽参入による平均全長の低下を確認 |
2.藻類分布調査
図4 藻類の状況
図5 代表的藻類の分布状況
◎調査結果 | |
[1]藻類 | |
・ | 観察された藻類は、珪藻植物1種類、緑藻植物11種類、褐藻植物20種類、紅藻植物21種類の合計53種類を確認 |
図4 藻類の状況