位置図及び事業概略平面図
環境保全措置の目的
本事業の一部である海水浴場予定地内にはアマモの群落があり、同海域の生態系に 重要な藻場として機能を果たしていると考えられることから、事業により消滅するアマモ場1900m2の生育地を計画地内に代替造成し、そこにアマモを移植するミチゲーションを実施した。
環境保全措置の内容
1.アマモの生育環境の調査
アマモの分布範囲、形状とともに周辺海域を含め水質、底質、水中光量の調査を実施した結果、以下の内容が明らかとなった。
・ | アマモの分布範囲 | :L.W.L±0m~-1m |
・ | アマモの分布形状 | :等深線に沿った細長い三日月型 |
・ | 当該海域の透明度 | :2m前後 (降雨時、荒天時には濁水の流入、浮泥の舞い上がりといった要因により悪化する) |
・ | 当該海域の底質 | :シルト質が主体 アマモ場内は中央粒径が0.1mm前後の砂質が主体他地点のアマモ場も0.2~0.3mmの砂質が主体 |
○ | アマモの分布を規定する要因としては、水深、光量、底質の粒径が重要であると考えられる。 |