海域生態系の環境保全措置の実施事例

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3-4(2)  羽田沖浅場造成事業

環境保全措置の内容

1.基本方針

羽田空港拡張に伴う埋立によって陸化する浅場(-10m以浅)と同程度の浅場を新埋立前面に確保

浅場(面積約250ha)は護岸法線より350mの範囲 等

2.浅場造成の実施断面

図1 浅場平面図

図2 浅場断面図

図3 浅場の断面イメージ図

◎浅場形状の検討

・魚介類を3タイプに分割

タイプI:羽田沖海域に産卵場があり稚魚も育つ魚介類(マコガレイ、アサリなど)
タイプII:羽田沖で育つわけではないがいつもいる魚介類(マアナゴ、スズキなど)
タイプIII:いまはいないが条件によっては生息の可能性がある魚介類

 上記3タイプのうち、タイプⅠを最も重要と考え、タイプⅡやⅢについては定着性の強い魚介類を対象として形状(法勾配、土丹堤・潜堤の設置等)を検討した。

・平均水面付近はアサリの生息する場として清浄な砂地とする。

図1 浅場平面図
fig_3-4(2).jpg (45103 バイト)

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