SEA総合研究会関連資料 再開第2回検討会
【資料1-4】地方公共団体における戦略的環境アセスメント等事前環境配慮システム導入状況
第1章 戦略的環境アセスメント等事前環境配慮システム導入状況に関する調査結果
実施時期:平成13年5月
対象:全都道府県及び全政令指定都市 (59団体)
1 本格的な戦略アセスメント制度を指向した取組
導入状況
[1]既に導入済み |
[2]検討中 |
東京都(試行)
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埼玉県、滋賀県、大阪府、沖縄県、大阪市
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東京都(試行につき検討中) |
1自治体
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6自治体
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既導入済み自治体の制度概要
自治体名 |
制度名 |
制度概要 |
件数及び事例 |
東京都 |
東京都総合環境アセスメント制度試行指針
※平成13年4月に制度の試行を実施したところであり、現在は、この成果等を踏まえ、「実施要綱」を策定するため、検討中である。 |
- ・目的及び実施時期:
- 計画立案の早い段階で、複数の計画案を作成し、これを比較評価することにより、計画段階から環境に配慮する。
- ・適用対象:
- 原則、都が策定する条例アセス対象事業に係る基本計画素案等やこれらを含む広域開発計画に係る基本計画素案等
- ・代替案:
- 社会、経済面からみて採用可能な複数案の計画案を作成
- ・予測及び評価:
- [1]項目:郊外、自然環境等のほかに、地球環境等の項目(26項目)
- [2]内容:複数の計画案について、事業の実施に伴う環境への影響とともに、環境へのプラス面の効果についても予測・評価する。
- [3]方法:計画熟度に見合った予測・評価 広域開発計画等については、複合的・累積的影響も予測・評価各計画案について評価項目別に予測し、
- (ア)環境影響の程度又は目標の達成の程度及び
- (イ)豊かな環境の創造に対する配慮の程度
の2つの評価軸ごとに、それぞれの指標に基づき評価。この結果に基づき総合的な評価を行い、環境面からみた各計画案の特性を明らかにする。
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1件・東京都市計画道路幹線街路放射第5号線及び三鷹都市計画道路3・2・2号線
※複数案検討 |
検討状況
自治体名 |
検討の体制、スケジュール、進捗状況等 |
埼玉県 |
・学識経験者による専門委員会、および庁内関係課による庁内検討会議を設け、平成12年度から検討を行っている。平成13年度には基本的な考え方をまとめた基本構想、制度実施の手続きをまとめたガイドラインを作成し、平成14年度から制度の運用を開始する予定。 |
東京都 |
・東京都においては、平成13年4月に制度の試行を実施したところであり、現在は、この成果等を踏まえ、「実施要綱」を策定するため、東京都総合環境アセスメント試行審査会に諮りつつ、検討中である。平成13年9月には、当該試行審査会から制度についての答申を受ける予定であり、これを受け、「東京都総合環境アセスメント制度実施要綱」を策定し、平成14年度を目途に本格実施する予定である。 |
滋賀県 |
・今年度中に県事業の計画を対象とした要綱を策定し、一定期間いくつかの異なった種類での事例を積み重ね、制度化を図る。 |
大阪府 |
- 検討の体制:平成13年度は庁内ワーキンググループ
- スケジュール:平成13年度は制度のあり方(目的、適用対象、適用時期)を検討の予定
- 進捗状況:先行事例等の情報収集中
※行政内部の事前調整や事業アセスの前段階の環境配慮についても含めて検討 |
沖縄県 |
- 平成13年~平成14年度:委託業務により、案を検討
- 平成15年度:県案作成、関係機関調整後、制度の導入
※行政内部の事前調整や事業アセスの前段階の環境配慮についても含めて検討 |
大阪市 |
- 体制:環境影響評価課にて検討
- スケジュール:未定
- 進捗状況:国及び他都市における取組状況について調査を行っている段階
※行政内部の事前調整についても含めて検討 |