環境保全措置の内容
| 2.移植地の設計 | |
| ・ | 移植地の水深:L.W.L.-0.5m~-1.0m |
| ・ | 移植地の底質:中央粒径0.2~0.3mmの海砂 |
| ・ | 砂の沖への流出の抑制:沖側には砂止め潜堤、沖に接しない箇所は緩傾斜構造 |
| 3.移植時期と移植方法 | |
| ・ | 移植時期:生活史を考慮して冬季に実施 |
| ・ | 移植方法:粘土結着覆土法 |
| ・ | 移植密度:25株/m2 |
環境保全措置の効果
| 1.アマモの生育状況 | |
| ・ | 25株/m2の密度で移植したアマモは、移植1年目には平均20株/m2とやや減少したが、移植後2年目には平均51株/m2へと増加した。 |
| 2.環境保全効果 | |
| ・ | 移植地内には、メバル、ウミタナゴ等のアマモ場によく出現する魚類が多数観測 |
| ・ | アオリイカやアメフラシなどの卵塊、ハゼ科やネズッポ科の幼稚魚も確認 |
| ○ | 沿岸生物の産卵、生育場として機能していることを確認 |
課題
| ・ | 移植マウンドの洗堀や移植アマモが着生するかといった課題があった。 |
| ・ | 追跡調査の結果、洗堀は確認されず、種子からの発芽個体加入が行われ、長期的に分布域が拡大していると思われる。 |