大気・水・環境負荷分野の環境影響評価技術(II)TOPへ戻る
環境項目 | 低周波音(衝撃性音圧レベル-発破低周波音) | 技術等の 種類 |
調査 | ||
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技術等の名称 | 【発破低周波音予測及び評価】 回帰モデル |
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技術等の概要 | 換算距離(相似距離)を用いる音圧レベルの予測方法 既存の実測データである音圧レベルを換算距離(m/kg1/3)との関係で整理し、推定式を求めて予測に用いる方法。以下に事例を示す。
図 石灰岩鉱山の発破音圧レベル測定値と換算距離との関係 |
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調査・予測の 必要条件 |
・ 発破の諸条件 薬量、距離 ・ 実測データ(発破工法の種類、ピーク音圧レベル、発破薬量、測定距離)の収集 |
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適用範囲 |
・ 実測データから求められる予測式であるため、実測における換算距離を上回る場合は適用できない。 ・ 同様と考えられる発破工法での実測データから回帰式を求める必要がある。 |
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課題 | ・ データにばらつきが大きく、発破方法、地表面及び地形別のデータの蓄積が必要と考える。 ・ 衝撃性騒音の評価を行なう場合の指標の検討が必要である。 |
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参考とした 文献・資料 |
(社)日本騒音制御工学会技術部会・低周波音分科会(1996)発破による音と振動.山海堂、東京、pp307. | ||||
備考 |
環境項目 | 低周波音 | 技術等の 種類 |
調査 |
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技術等の名称 | 【発破低周波音予測及び評価】 回帰モデル |
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技術等の概要 | 類似プラントなどの機械の稼動により発生する低周波音の多点(側線)実測を行ない、伝搬理論に基づいた回帰式を用いて予測を行なう。 | ||
調査・予測の 必要条件 |
類似のプラント等の実測データの収集又は実測 | ||
適用範囲 | 対象とするプラント等のみに適用となる。 | ||
課題 | 低周波音の反射等による影響を無視できる場においての実測が必要となる。 | ||
参考とした 文献・資料 |
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備考 |
環境項目 | 低周波音(衝撃性音圧レベル-発破低周波音) | 技術等の 種類 |
調査 |
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技術等の名称 | 発破低周波音予測及び評価 (社)日本騒音制御工学会提案による式 |
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技術等の概要 | 【現場計測結果の考察による音圧レベルの予測方法】 発破現場の諸要因も考慮に入れ、発破条件の関係で整理する方法。 ベンチ発破からの発生音の統計的予測式として以下の式が示されている。 重回帰分析により、Kp、a、b、n、cの各係数を求める。
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調査・予測の 必要条件 |
・ 発破の諸条件 薬量、段当たり薬量、ベンチ面積等 なお、類似地形及び類似発破条件(薬量、ベンチ面積、岩区分等)での多点による実測調査が必要 |
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適用範囲 | |||
課題 | ・ データの十分な蓄積のもと、汎用的に用いられるための諸係数の設定が必要である。 ・ 衝撃性騒音の評価を行なう場合の指標の検討が必要である。 |
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参考とした 文献・資料 |
(社)日本騒音制御工学会技術部会・低周波音分科会(1996)発破による音と振動.山海堂、東京、pp307. | ||
備考 |
環境項目 | 低周波音 | 技術等の 種類 |
調査 | ||||||
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技術等の名称 | 低周波音の評価値(目安) | ||||||||
技術等の概要 | 低周波音の評価指針値については、感覚的、睡眠影響、物理的影響及び圧迫感・振動感についてそれぞれの領域に関して検討する必要がある。表-1に低周波の領域とそれぞれの影響について概要を示す。このような基本的な知見から、最近では、下記のような評価方法が提案され検討されている。(表-2)
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調査・予測の 必要条件 |
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適用範囲 | |||||||||
課題 | |||||||||
参考とした 文献・資料 |
教育編集委員会(2000)平成11年度 環境アセスメント部門別研修会テキスト(I) 大気環境.(社)日本環境アセスメント協会. 井上保雄(1999)低周波音の実態と対策.騒音制御、23(5)、311-318. |
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備考 |
表-1 低周波音の領域
表-2 低周波音の評価値(目安)とG特性周波数補正値