汚濁防止膜、汚濁防止枠の使用


 

環境保全措置の概要

いずれも濁りを構成する粒子の沈降促進を図る方法である。
この他に、開放水域では沈降剤を使用する方法、埋立地内では、埋立地そのものを沈殿池として活用する方法がある。
   (「港湾工事における濁り影響予測の手引き」(平成16年4月,国土交通省港湾局)参照。)
汚濁防止膜
海洋を主とする公有水面での浚渫工事や埋立工事等において、発生する汚濁の拡散を物理的に防止し、周辺へ濁りの影響を与えないようにするために、作業区域を囲むように設置される膜材を主に構成された複合的な構造物。
(「汚濁防止膜技術資料(案)」(平成20年4月,(財)港湾空港建設技術サービスセンター)より抜粋。)
汚濁防止膜(鳥瞰図)

汚濁防止膜(断面図 左:自立型、右:垂下型)
汚濁防止枠
フロート部の下部にカーテン部を垂下させた形式の汚濁防止膜。フロート部は、鋼管をボルト等で接合し枠状にしたものが用いられることが多い。
グラブ浚渫船等による浚渫作業において、浚渫箇所の部分的な汚濁防止を行う場合に用いられる。
(「汚濁防止膜技術資料(案)」(平成20年4月,(財)港湾空港建設技術サービスセンター)より抜粋。)
汚濁防止枠
また、陸域からの雨水排水に対して、護岸吐出口に設けた泥溜を介して海へ排出する方法がみられる。

 

評価書で本環境保全措置が記載されている事業

・表中”事業名称”の該当する事業名称をクリックすると、事業ごとの環境保全措置の情報が得られます。
・表中”事業主体の関連サイト”右のURLをクリックすると、該当する事業の事業主体が公開しているサイトをみることができます。
・表中”事後調査情報サイト”右のURLをクリックすると、該当する自治体が公開しているサイトをみることができます。
事業名称 対象種

「新居浜西火力発電所3号発電設備建設工事」(発行年月:2005年1月)(所在都道府県:愛媛県)

(海域の動物・海域の植物)

「東通原子力発電所1・2号機新設」(発行年月:2003年8月)(所在都道府県:青森県)

(海域の動物・海域の植物)

「横須賀パワーステーション建設事業」(発行年月:2003年6月)(所在都道府県:神奈川県)

(海域の動物・海域の植物)

「公共関与臨海部新処分場整備事業」(発行年月:2005年11月)(所在都道府県:岡山県)

(動物・植物・生態系)

「吉の浦火力発電所」(発行年月:2006年5月)(所在都道府県:沖縄県)

(動物・植物・生態系)

「扇島パワーステーション」(発行年月:2006年12月)(所在都道府県:神奈川県)

(動物・植物・生態系)

「水島港(玉島地区)公有水面埋立事業」(発行年月:2006年8月)(所在都道府県:岡山県)

(動物・植物・生態系)

「東京国際空港再拡張事業」(発行年月:2006年6月)(所在都道府県:東京都)

(動物・植物・生態系)

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